防災士の認証と防災士制度の推進で地域社会の防災力向上に寄与する

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平成30年7月豪雨災害関連情報

2018年7月15日掲載 被災地支援

防災士の皆様へ 西日本豪雨災害 関連情報 第5報

いま、防災士にできることは「被災地支援」と「地域での防災啓発」です。

■各地での防災啓発活動につきまして

今回の災害をきっかけとして、各地で防災訓練の見直し、気象災害、洪水、土砂災害に関する啓発活動が進められています。報道等で注目される2つの啓発活動を紹介します。

(1)ハザードマップを再確認すること
多くの報道で指摘されているのが、岡山県真備町の浸水被害が洪水ハザードマップの浸水想定区域とほぼ一致していたということです。

図1「倉敷市ハザードマップ」

図2「国土地理院 真備町浸水推定段彩図」

メディアのキャスター、専門家がこぞって、ハザードマップの再確認を行うよう呼びかけています。
関西大学の河田惠昭特任教授は、「洪水ハザードマップは浸水の深さだけを示している。道路に勾配があるところでは流速が早くなって家が流されるとかは地元の人しかわからない」と指摘し、実際に水がどのような勢いと方向で流れてくるかは、そこに住んでいる人が、地形などを見てイメージする必要があることを説いています(30.7.14日テレ系報道番組ウェークアッププラスにて)

(2)マイタイムライン
タイムライン(事前防災行動計画)が気象災害に有効であることは知られています。タイムラインにもとづいて家族で避難準備、避難実施、避難所生活をイメージして、水害に備えるという「マイタイムライン」が推奨されています(一例:30.7.14 NHK首都圏情報ネタドリ!)

まもなく9月1日の防災の日がやってきます。全国各地で一斉に防災訓練が実施されるこの機会に「ハザードマップの確認」「タイムラインの活用」「要援護者避難」「避難所開設」等を進めていくべきではないでしょうか。

■西日本豪雨災害:参考サイト

内閣府防災情報のページ
最近発生した災害の情報
http://www.bousai.go.jp/
※「平成30年7月豪雨による被害状況等について」国の最新情報が随時更新されます

国土地理院 平成30年7月豪雨に関する情報
http://www.gsi.go.jp/BOUSAI/H30.taihuu7gou.html
※被災地の空中写真(垂直写真)、推定浸水範囲等を見ることができます。

日本防災士会
http://www.bousaisikai.jp/
※日本防災士会の会員防災士の方々の被災地支援活動に関する情報が掲載されています。

全国社会福祉協議会
全社協被災地支援・災害ボランティア情報
https://www.saigaivc.com/

認定NPO法人レスキューストックヤード
便利資料一覧
http://rsy-nagoya.com/volunteer/benri.html
※災害ボランティア活動全般に関する参考情報が掲載されています。

室﨑益輝特任教授facebook
※防災士の育成指導にあたっておられる室﨑益輝・兵庫県立大学防災教育センター特任教授のfacebookには、被災地支援、災害関連情報が掲載されています。

【お断り】
この欄では、防災士の皆様に西日本豪雨災害のボランティア関連情報だけではなく、さまざまな関連情報をお伝えしたいと思います。そこで、この第5報からは「西日本豪雨災害 関連情報」としてお届けします。

2018.7.15

防災士の皆様へ 西日本豪雨災害につきまして(第4報)

■災害ボランティア活動につきまして。

被災地では2次災害発生の危険性があり、鉄道や道路の不通などで渋滞が発生しているところが少なくありません。また捜索活動も継続中です。ボランティア活動を行うに際しては慎重を期してください。
そうしたなかで一部被災地では、域外のボランティアに募集範囲を広げて支援活動を開始した自治体があります。たとえば倉敷市災害ボランティアセンターは次のように呼びかけています。

*****************(以下、引用)*****************

倉敷市災害ボランティアセンター通信(第7報H30.7.13 15:00)

7月14日のボランティア活動に関するお知らせをいたします。
1 活動時間  受付後~15:00(受付時間:7:30~10:30)
2 受け入れの対象者
高校生以上の方
※中学生は、保護者同伴を条件とします。
7月13日までの対象者の限定(倉敷市内在住者)を解除しています。
3 受付場所
(1)お車でお越しの方 (E地区内特設駐車場)別紙地図参照 HI駐車場 (1)
・受付:7:00~
・シャトルバス:7:30~10:30 (随時運行)
(2)JR山陽本線でお越しの方
倉敷市災害ボランティアセンター受付
設置場所:中国職業能力開発大学校
(倉敷市玉島長尾1242-1)
※学校には電話等連絡をされないようお願いします。
※駐車場に限りがあります。
(3)自動二輪車・自転車・徒歩でお越しの方
直接、倉敷市災害ボランティアセンターへお越しください。
4 留意事項
・天候(雨天)やボランティアの申し込み状況によっては活動時間を変更または制限する場合があります。
・現地への到着時刻はいずれの受付場所もほぼ同じになるため、お車でお越しの方は「受付場所A」のE地区へお越しください。
・マイカーでの活動先への乗り入れは自粛願います。
・できるだけ公共の交通機関をご利用になり受付会場へお越し下さい。
・マイクロバス以上の大きさのお車でお越しの際は事前の予約が必要です。

5 注意事項
〇作業ができる服装  長袖、長ズボン、マスク、長靴、タオル、軍手、帽子(熱中症対策)
〇食べ物・飲み物  各自でご用意してください。 飲み物は最低でも1.5ℓは必要です。非常に暑い日が続いており、食べ物がいたむ恐れがありますので、各自で保冷剤を使用するなど工夫をお願いします。
〇飲食物の調達  現地は水が止まっており、食べ物や飲み物の調達ができないため、予めご用意のうえ、お越しください。
〇スコップやバールなどをお持ちの方は、できるだけご持参をお願いいたします。
〇被災地のニーズ調査をお願いする場合もあります。
〇暑いなかでの活動となりますので、20分ごとに休憩をとってください。

引用元:倉敷市災害ボランティアセンター通信(第7報H30.7.13 15:00)

********************(引用終わり)**********************

遠方から被災地に入ってボランティア活動を行う場合、次のような条件を満たすことが必要かと思われます。
・災害ボランティアセンターが設置され、域外ボランティアの受入が開始されていること
・2次災害発生の危険性が非常に小さいと判断されるところ
(一般的に言って、2次災害の恐れのあるところに、ボランティアセンターがボランティアを派遣する可能性は低いので、ボランティアセンターを通しての活動が望まれます)
・アクセスが可能であること
(公共交通機関・徒歩で行けるところ。または駐車場に余裕のあるボランティアセンター)・公的機関の捜索活動、復旧活動の妨げとならないこと

すでに多くの防災士(男性・女性・学生防災士、日本防災士会有志、その他の防災士団体)が被災地で、物資搬送、避難所サポート、ボランティアの送迎、公的救援組織の道案内、被災家庭の清掃作業等で活動中です。一刻も早い被災地復興のために広範なボランティアが必要とされますが、「2次災害防止」、「被災地に迷惑をかけない」を前提として行動することが大切です。
(防災士の活動については個別に情報が入ってきていますが、いずれも現地受入体制が整っていませんので、現時点では誰がどこで、どのような活動を行っているかについての情報公開は差し控えます)

■改めてハザードマップの確認を

全面積の約3割が浸水したと伝えられる倉敷市真備町での浸水域は、ほとんどハザードマップ通りだったことが報じられています。鬼怒川決壊の際の常総市での洪水被害も、浸水したところはハザードマップの想定に非常に近似していました。洪水ハザードマップは減災に大いに役に立つのです。
事前の防災啓発、防災訓練等の推進こそ防災士としてできることであり、上記を教訓として、住民の皆様にハザードマップの確認を呼びかける「ハザードマップ見直し運動」を行うべきではないでしょうか。

2018.7.13

防災士の皆様へ 西日本豪雨災害につきまして(第3報)

■各地で災害ボランティアセンターが次々と開設されています。

支援活動を希望される方は、事前に災害ボランティアセンターの情報をよく確認した上で被災地入りしてください。
参考サイト:全国社会福祉協議会ホームページ

■ボランティア活動時の留意事項
(1)服装に注意!
テレビ報道を見ると、ボランティア活動する高校生等が「半袖、素手、頭部防御なし」というスタイルで活動している例が多々見られます。これは危険です。有害物質、危険物(ガラス破片など)がどこにあるかわかりません。わずかなけがでも破傷風になる危険性もあります。「長袖、ヘルメット(ない場合は帽子、タオル)、マスク(高機能が望ましい)、ゴーグル」を着用してください。
(2)危険防止
切れた電線、太陽光パネル(壊れていても発電している)、ガスボンベ、薬品の瓶などには特に注意してください。
(3)熱中症を防止!
高温が続いています。上記の服装をすれば、熱中症の危険も増してしまいます。予防に努めましょう。
・水分はもちろん、塩分も補給しましょう(塩飴、梅干し等)
・休憩をしっかりとってください。活動は、「20分活動、10分休憩」など定期的に休みを入れながら行いましょう。休憩時は、上着を脱いで、風通しの良い日陰で。
・気持ちが高ぶっていると、自分の具合は自分ではわかりにくいものです。いっしょに活動している人がお互いに顔色や、様子をチェックしあい、具合が悪そうな人が出たらクーラーの効いた車に入って休む等の気配りをしましょう。
参考サイト:環境省熱中症予防情報サイト
(4)資材も可能な範囲で持参
7月14日~16日の3連休はボランティアが集中することが予想されます。ボランティアセンターの対応が限界に達するおそれがあります。また資材も不足すると思われます。ホームセンター等で販売されているブラシ(ホースにつなげるタイプ)、デッキブラシなど持参可能なものは持っていくと便利です。また高圧洗浄機を借りることができると作業は急ピッチで進みます(通電している地域)。

■防災士による支援活動について
日本防災士会等、防災士の各種団体等と情報共有を図っています。現地サテライト等が設置された場合にはお伝えいたします。

【お断り】
この欄では、気象庁が命名した「平成30年7月豪雨」という表記を用いていましたが、多くのメディアが「西日本豪雨災害」と報道していることから、この3報からは「西日本豪雨災害」と表記いたします。

2018.7.11

防災士の皆様へ  平成30年7月豪雨災害につきまして(第2報)

被災地ではボランティアセンターの立ち上げ、立ち上げ準備が進められています。
包括的な情報は、全国社会福祉協議会ホームページをご参照ください。

■被災地周辺の皆様、被災地にお知り合いがいらっしゃる皆様は、以下の点に留意されることをおすすめします。
(1)土砂災害に警戒を
大量の雨で、土中には多くの水分が蓄積されています。今後の降雨や地震等により土砂災害が発生する可能性があります。十分な注意が必要です。
参考サイト:気象庁土砂災害警戒情報
(2)泥水のなかには有害物質、危険な破片等があるかもしれません
後片付け、清掃作業を行う際は、厚めのビニール手袋等を着用してください。破傷風等を避けるために、わずかな傷でも丁寧に洗浄し、消毒してください。
(3)マスク、ゴーグル着用
これから乾燥し始めると被災地ではホコリが舞い上がります。目や呼吸器を守るためにマスク、ゴーグル等をご用意ください。

■ボランティア活動について
(1)被災地では救助活動、捜索活動が継続中です。公的機関による、こうした活動の妨げにならないよう、被災地入りには慎重を期してください。
(2)お知り合いを個人的に支援する、自分が属する企業・団体による活動等を除いては、被災地の災害ボランティアセンターを通じて活動を行ってください。ボランティアセンターでは県外等のボランティアお断りというケースも多々あります。事前にボランティアセンターの情報をよく確認してください。
(3)被災地支援活動を行う予定の方は、居住地の社会福祉協議会でボランティア保険に加入してください。
(4)被災地支援活動、ボランティア活動は「自己責任」「自己完結」が原則です。
(5)今回は基本的に「水害ボランティア」です。経験のない方は、事前に下記サイトを参照してください。
認定NPO法人レスキューストックヤード「水害ボランティア作業マニュアル」

2018.7.10

防災士の皆様へ  平成30年7月豪雨災害につきまして(第1報)

「平成30年台風第7号及び前線等による記録的豪雨」により、各地で甚大な被害が広がっています。
犠牲になられた方々に謹んで追悼の意を表すると共に、被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。
被災地では、公的機関による行方不明者の捜索並びに救助活動がすすめられています。
また、一部の地域では防災士も支援活動を開始しています。当機構としては、支援活動に関する情報収集に努めて参ります。

2018.7.9 文責:事務総局 橋本