防災士の認証と防災士制度の推進で地域社会の防災力向上に寄与する
当機構が制定し推進している防災士表彰制度については、防災士表彰選考委員会による選考の結果、下記の通り2023年防災士功労賞受賞者が決定いたしましたのでお知らせいたします。
防災士表彰制度は、防災士としての活動及び社会貢献活動等に関して顕著にして他の模範となる大きな功労があった防災士または防災士のグループ・団体に対し、これを称え顕彰することにより、防災士全体の志気を高め、活動意欲の増進を期待すると共に、防災士制度の更なる進展に寄与することを目的として、2016年に制定いたしました。
① 全国都道府県
② 防災士研修実施機関(地方公共団体・大学等教育機関・民間研修機関)
③ 日本防災士会
④ 全国郵便局長会
選考委員会(委員長:原 正之理事長)は、前掲推薦依頼先より推薦のあった団体・個人について2023年2月1日から2023年3月22日までの期間において検討した結果、2023年「防災士功労賞」として8受賞者を選考いたしました。 なお、「防災士特別功労賞」受賞者については当年度該当者はなしと判断いたしました。
【団体】
① 特定非営利活動法人 日本防災士会京都府支部 様(京都府)
② 特定非営利活動法人 防災士会みやぎ 様(宮城県)
③ 日本防災士会新潟県支部 様(新潟県)
④ 宮崎県北部地区郵便局長会 様(宮崎県)
【個人】
① 岩井 慶次 様(岐阜県)
② 太田 貴代子 様(愛知県)
③ 金山 利勝 様(徳島県)
④ 久保 敏彦 様(滋賀県)
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【団体】
2015 年に結成された日本防災士会京都府支部は、京都府や市町村の防災訓練への協力や避難所運営訓練、防災研修(HUG)、水害等避難行動タイムライン作成の講習、テレビ・ラジオを活用した広報など防災に関する様々な活動を行っている。地域防災力の向上への取り組みとして「こども防災士」を企画し、各自治体と連携して小学生 等を対象とした研修訓練により「家庭の防災対策」を推進するなど、他の模範となる活動を行っている。
2015 年に結成された防災士会みやぎは、 139 名(2022年12月現在)の会員を有し、県内自治体からの防災訓練等への講師派遣依頼に対応、また、各地域の自主防災組織等で防災訓練に参加、防災講話や防災訓練等での講師を行うなど様々な防災啓発活動を行っている。宮城県より地域防災力向上等支援事業や地域実践アドバイザー派遣事業等を受託し、実践的な避難訓練指導及び地域防災力向上支援を行うなど、他の模範となる活動を行っている。
2006 年に結成された日本防災士会新潟県支部は、現在 172 名(2022年12月現在)の会員を有し、幅広い防災啓発活動や、自治体、防災関連団体等と連携し、地域防災力の向上と人材の育成を図り、近年は、小中学校等教育機関においても講演・各種訓練等指導に当たっている。
2022 年 8 月の新潟県北部における豪雨災害時には関川村ボランティアセンターの運営に当初から最後まで一貫して尽力するなど、多年にわたり他の模範となる活動を行っている。
2009 年から防災士活動を開始し、現在、会員 77 名中 72 名が防災士の資格を有している。2016 年からコンサート等開催中に地震発生を想定した避難訓練等を実施しているほか、防災グランドゴルフ大会を実施し世代間交流で防災意識の高揚を図っている。また、2022 年の台風 14 号では、市からの要請を受け支援活動を行ったほか、被災した教訓を活かした防災研修会を実施するなど、多年にわたり他の模範となる活動を行っている。
【個人】
2006 年に防災士の資格を取得し、現在、日本防災士会岐阜県支部の支部長を務めている。講演会などでの防災啓発活動の実施や、防災士の育成等を行っている。岐阜県と岐阜大学が共同で設置した実践的なシンクタンク機能を担う「清流の国ぎふ防災・減災センター」のコーディネーターを務め、防災・減災を担える人材づくりを推進す るとともに、地区防災計画策定に協力するなど、多年にわたり防災士として模範的な活動を行っている。
2004 年に防災士の資格を取得しており、また、あいち防災リーダーを立ち上げ、役員として長年務め、さらには特定非営利活動法人あいち防災リーダー育成支援ネットを立ち上げ、理事長を務め、防災士としての知識と経験を活かし愛知県における防災人材育成や啓発活動等を行い、他に災害ボランティア岡崎等の要職で防災啓発に尽力するとともに、防災講座等の講師を行うなど、多年にわたり防災士として模範的な様々な活動を行っている。。
2004 年に防災士の資格取得し、2006 年の日本防災士会徳島県支部の設立に当たっては中心的な役割を果たし、設立当初から、2012 年までは事務長を努め、県内防災士の活躍の礎を築いた。地域に根差した防災対策の推進に努めるとともに、国や県、大学が実施する防災講座の講師のほか、町内会等への多くの防災出前講座も実施し、地 域防災活動の啓発や防災リーダー育成に貢献するなど、多年にわたり防災士として模範的な活動を行っている。
2013 年に防災士の資格を取得し、現在、日本防災士会滋賀県支部の支部長を務めている。滋賀県地域防災アドバイザーとして自治会連絡協議会等においての防災研修などの講師を努めるとともに、滋賀県から委託され、小学校等へのマイ・タイムラインづくりの出前事業の講師、また、滋賀県の女性の参画による防災力向上ワークショップ会議の委員など幅広い分野での防災・減災活動を行うなど、防災士として模範的な活動を行っている。
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