防災士の認証と防災士制度の推進で地域社会の防災力向上に寄与する
当機構が制定し推進している防災士表彰制度については、防災士表彰選考委員会による選考の結果、下記の通り2022年防災士功労賞受賞者が決定いたしましたのでお知らせいたします。
防災士表彰制度は、防災士としての活動及び社会貢献活動等に関して顕著にして他の模範となる大きな功労があった防災士または防災士のグループ・団体に対し、これを称え顕彰することにより、防災士全体の志気を高め、活動意欲の増進を期待すると共に、防災士制度の更なる進展に寄与することを目的として、2016年に制定いたしました。
① 全国都道府県
② 防災士研修実施機関(地方公共団体・大学等教育機関・民間研修機関)
③ 日本防災士会
④ 全国郵便局長会
選考委員会(委員長:原 正之理事長)は、前掲推薦依頼先より推薦のあった団体・個人について2022年2月1日から2022年3月15日までの期間において検討した結果、2022年「防災士功労賞」として8受賞者を選考いたしました。 なお、「防災士特別功労賞」受賞者については当年度該当者はなしと判断いたしました。
【団体】
① NPO団体 防災リーダークラブ 様(愛媛県)
② 佐賀県防災士会 様(佐賀県)
③ 上越市防災士会 様(新潟県)
④ 千葉県中部地区郵便局長会 様(千葉県)
⑤ 特定非営利活動法人 防災士会高知 様(高知県)
【個人】
① 大澤 サユリ 様(埼玉県)
② 川浪 良次 様(長崎県)
③ 工藤 淳 様(青森県)
(50音順)
【団体】
2015年、愛媛大学と松山市が連携する研修を受講した大学生により設立され、地域や学校の防災活動支援、被災地ボランティア等幅広い活動を行い1.17防災未来賞「ぼうさい甲子園」大学生部門最優秀賞を受賞している。工学系分野を活かし各地区の避難シミュレーションを作成、地区防災計画策定支援を行い全41地区の計画の完成に尽力、小中高校生の防災リーダーの育成、災害碑巡りの動画を配信する等、他の模範となる活動を行っている。
2010年に結成された佐賀県防災士会は、佐賀県や市町防災訓練の協力や地域での防災普及啓発活動、災害時の避難所支援やボランティア活動等様々な活動を行っている。令和元年豪雨災害時には佐賀市災害ボランティアセンターの運営支援及び被災地支援を行った。 また、家具転倒防止対策の推進、各地域の団体等のHUG訓練、大雨ワークショップを開催する等、多年にわたり他の模範となる活動を行っている。
2007年に設立し、15年にわたって活動している。2021年4月1日現在21支部、572人の会員を有し、市内28地域自治区のうち21地区に支部を設置している。上越市と協力して防災士育成に尽力するとともに防災訓練の指導、災害リスクの確認とその対応など幅広い防災活動に取組んでいる。また、近年、女性部会を中心に家庭で取り組める防災グッズや非常食の市民講座を開催するなど、多年にわたり他の模範となる活動を行っている。
2014年から防災士活動を開始し、現在、会員124人(郵便局長)中48人が防災士の資格を有している。2019年の台風15号、19号、その後の大雨で千葉県に甚大な被害が発生したことから、市原市において防災士の郵便局長が中心となってのべ21日間、96名が被災地支援活動に当たった。平常時も地域の防災士として災害時の避難マップの作成、避難訓練を継続的に実施するなど、他の模範となる活動を行っている。
2008年設立以来、防災啓発活動や災害支援体制づくりに取組んでいる。コロナ禍の中、感染防止を行った上で高知県からの受託事業である防災出前講座等を行い、各種訓練やイベントに参加するとともに、会員に対し防災出前講座講師として役立つスキルアップ研修会を開催している。また、市町村と平常時・災害時の活動について「防災に関する相互協力に関する協定」を締結する等、多年にわたり他の模範となる活動を行っている。
【個人】
2006年に防災士の資格取得。日本防災士会、埼玉県防災士会それぞれの副理事長を務めている。各地の大規模災害被災地を訪れて被災地支援活動に当たるとともに、埼玉県内外で防災講演、各種訓練指導にあたっている。埼玉県災害ボランティア団体ネットワーク「彩の国会議」代表幹事、埼玉県国民保護協議会委員、居住地上尾市のあげお未来創造市民会議委員を務めるなど防災士として模範的な活動を行っている。
2009年に防災士の資格を取得し、2011年に日本防災士会長崎県支部の設立に当たっては中心的役割を果たし設立時から事務局長を務めている。長崎県の依頼により多くの防災研修会で講師を務めるなど日常的に防災啓発に取り組んでいる。また、東日本大震災・熊本地震・九州北部豪雨等では長期にわたる災害ボランティア活動に尽力する等、防災士として模範的な活動を行っている。
2005年に防災士の資格を取得し、2006年日本防災士会青森県支部を設立する際、県内防災士に会設立を働きかけ初代会長に就任し、さらに2011年には東北各県支部との連絡協議会の結成に尽力し初代会長を務めるなど東北地方におる防災士の先駆的リーダーして活躍した。また、気象予報士・防災士としての知識と経験を活かし各種研修の講師やラジオ番組のレギュラーとして広く防災啓発を行う等、防災士として模範的な活動を行っている。
(50音順)