2018年3月29日掲載
被災地支援
3月4日(日)、朝倉災害支援2018年の活動がスタート。昨年 12月から3ケ月振りの活動は災害支援、ニーズ調査を山間部と河川流域の杷木志波、松末地区と黒川地区で行った。
前日の雨も上がり、天候は晴れて気温は20度を超え、汗ばむほどの暑さの中、3名の仲間でまずは志波地区の普門院と柿農園の復興状況を確認。また、同区域内の道路等の復旧状況を確認した。普門院は業者が入り、柿農園は国や県の財政支援を受けて工事に入るよう申請中であった。
さらに山手に向かい、数か月前までは通行止めであった黒川地区に入った。途中でかろうじて残った数件の家屋が目に入る。その内の一軒では家屋や敷地内の整備をされていたが、奥の家屋には人影が見えない。コミュニティが崩壊し、戻っても孤立する状況であり、復興へ向けて大きな課題である。
下流域での河川沿い地域では、がけ崩れや道路の陥没等そのままの状態が残っていたが、河川の整備も進み、通行できなかった道路も開通し、車で走りながら復旧状況を確認した。
ある見晴らしの良い場所から谷あいに広がる集落を見渡した。 上流の柿農園が崩れ、その土砂が流れて集落を吞み込み下流へ押し流していったのだろう。その光景が心が痛くなるほどよくわかった。まだ手付かずの場所もあると聞く。我々はこの状況を心にしっかりと刻みつつ、最後に松末地区に入り、被災され、お世話になった方が居住するこの地区の支援を今月下旬からさせていただくこととなった。長く厳しい道のりをともに歩みたい。