防災士の認証と防災士制度の推進で地域社会の防災力向上に寄与する

熊本大学学生災害復旧支援団体「熊助組」

熊本大学学生災害復旧支援団体「熊助組(くますけぐみ)」(以下、熊助組とする)は熊本地震発災以後の現在に至るまで地域に根差した活動を継続して行っています。今回は2018年8月から9月に行われた東北大学、香川大学、熊本県立大学との合同ボランティアの様子をご紹介します。


熊助組は,学生による社会貢献と防災意識の向上を目的に2007年6月25日に熊本大学工学部社会環境工学科の学生によって設立された災害ボランティアサークルです。2015年に熊本大学工学部公認サークルとなり,現在は工学部以外からも学生が参加をしており約50名が活動しています。

2016年の熊本地震では、東北大学や香川大学等のボランティアグループと合同で支援活動をすることもあり、現在も継続して香川大学や東北大学・熊本県立大学等、様々な他大学との合同ボランティア活動を行っています。

熊本には現在も沢山の仮設住宅があり、そこで多くの被災者の方が生活しています。
大学合同ボランティアでは、足湯体験や手芸、食事や居室内の清掃ボランティアなどバラエティに富んだ様々な活動を通して、被災者の方に寄り添い楽しみながら元気を取り戻してもらえるような支援活動を継続して行っています。学生達が主体となって災害発生以後の現在に至るまで継続して支援活動を自主的に行っており、また複数の大学とも連携して様々な支援活動を行っています。
仮設住宅での生活の中でまた新たなコミュニティが形成され、仮設を出た後もまた互いに会いに行きたいと思える場を、この学生ボランティア活動を通して作っています。

今回はそんな大学合同ボランティアの様子を熊助組公式のFacebookから一部ご紹介させていただきます。

熊本大学熊助組のFacebookではこの他にも様々な情報を発信しています。
熊助組Facebookはこちらから御覧ください。

https://www.facebook.com/kumasukegumi/

【2018年 9月11日~9月13日 東北大学・熊本県立大学との合同ボランティア】

恒例となった3大学合同ボランティアを今年も9月におこなうことができました。
9/11(火)は惣領仮設、木山上辻仮設、津森仮設に伺い足湯カフェやペットボトルキャンドル作り、そして清掃ボランティアをさせていただきました。
9/12(水)は馬水東道仮設、櫛島仮設に伺い上記に加えひとくちピザとずんだ白玉団子作りも行いました。
9/13(木)は馬水仮設、テクノ仮設に伺い足湯カフェやペットボトルキャンドル作りをさせていただきました。

合計7つの仮設団地に伺い活動をさせていただきましたが、どこも仮設から新しい住まいへと移られた方が徐々に増えてきているようでした。
しかし家は仮設から移っていても活動に参加してくださる方もおり、仮設でできたコミュニティを大事にされている方がいらっしゃることを実感しました。

私たちの活動内容も徐々に次のステップへと変えていくべきとも思いますが、仮設に来てくださる方に対してできることがある限り地元団体として寄り添っていくことは続けていきたいと思っております。

そしてこのような活動を様々な他団体の方々と一緒に続けていければとも考えています。

今回一緒に活動してくださった東北大学と熊本県立大学のみなさん、3日間本当にありがとうございました!

熊本大学学生災害復旧支援団体「熊助組」

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【2018年 8月9日~8月10日 香川大学防災士クラブ・熊助組合同ボランティア】

香川大学防災士クラブのみなさんと合同でボランティアをおこない、なんと2大学合わせて20名のメンバーでの活動になりました。

初めに、益城の復興まちづくりを考えるために熊本大学が設置している「ましきラボ」にて顔合わせと打ち合わせをしました。
その後は全員で「ましきラボ」周辺の木山・寺迫周辺のまちあるきをし、簡単に熊助メンバーが説明をしました。
みなさん町の現状を直接見て、真剣に説明を聞いている様子でした。

午後からは二手に分かれて木山上辻と津森へ向かい足湯・手芸カフェをおこないました。
ペットボトルでつくるアクアリウム(編集部注:魚などの飼育設備)はどちらの仮設でも好評で、小さいお友達からご高齢の方までみなさん楽しんで作っている様子でした。
暑い中ではありましたが多くの方にお越しいただき、本当にありがとうございました!

そしてその後はテクノ仮設へ移動し、吉村さんからこれまでの活動内容や、活動にあたって大切なことは何かについてお話を聞く機会を設けていただきました。
みなさん真剣にメモを取りながら、最後には質問をするなど、とても有意義な時間となりました。

2日目は香川県はうどん県という事で、皆でうどんの手作り体験を開催しました。
20名以上の方にお越しいただき、みんなの家はてんやわんやな状況に……!
それでも麺の生地を踏んだり、切ったり、子どもたちも楽しそうに作っている様子でした。

出来上がったうどんは、みんなで食べると尚更おいしく感じました!
お越しいただいたみなさん暑い中お集まりいただきありがとうございました。

また、2日間にわたって一緒に活動してくれた香川大学防災士クラブのみなさん、遠いところから本当にありがとうございました。
またご一緒できることを楽しみにしています!

熊本大学学生災害復旧支援団体「熊助組」

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